散歩がてらのレコード屋巡りが趣味の一つだ(その後は「酒場放浪記」に出てくるような飲み屋で軽く一杯)。
Amazonでお目当てのブツを効率的に探すのもいいのだが、レコ屋に出向くことは、時に無駄足になる可能性もあるものの、その時々の気分で意外なブツに出会えることが何より楽しい。
お目当ては、主に昔のラテンジャズなのだが、私の音楽的な原点は、80年代のアメリカのハードコアパンクにあり、時にはその類のレコ屋界隈を立ち寄ることもある。そんな時…
「精神科の施設のメシはまるでブタのエサ」
「いつかグループホームを爆破する」
等、過激な言葉が連なっているフライヤー(POP?)が!
なんでも 「パンクシンドローム」 という映画のフライヤーで、フィンランドの知的障害のある人たちのパンクロックバンド 「Pertti Kurikan Nimipaivat」 (読めない…) の活動を描いたドキュメンタリーだそうだ。
キャッチコピーの 「憐みではなく自由が欲しい」 という一文は、障害を持つ人たちの支援を仕事とする自らの立ち位置について考えさせられる。
ちなみに、音楽的には、微妙なリズムのズレやチューニングも怪しいところもあるのだが、それも「味」なのだろう。周囲に構わず、自分の好きなことをやり通すことこそがパンクのアティテュードなのだから…
何よりバンドが本当に楽しそうに演奏しているのが音から伝わってくる。
興味のある方はいかがでしょうか?
オフィシャルサイト http://punksyndrome.net/