制度の狭間

戸塚就労支援センター tomiです。

 

障害者雇用が、雇用率の引き上げに伴い拡大しています。

雇用率(現在、民間企業は従業員数の2%)というのは

障害者手帳を所持している人を雇用した場合に算定されます。

 

 

世の中には障害者手帳を所持していなくても、仕事をする上では不便を感じるという方が

います。

例えば病気が原因で手に震えがある方がいます。この方は身体障害者手帳を取得したいと思い、

窓口に行きましたが、障害者手帳が取得できる程度の障害ではないということで、断念しました。

 

障害があっても、手帳を持っていないので企業は雇用をしても雇用率には算定されません。

かといって健常者と同じようには業務ができないので、なかなか採用されません。

 

この例に限らず、世間には制度の狭間で苦しんでいる人がいます。

こういった人たちをどう支援していくか、大きな課題です。